清村矯正歯科

清村矯正歯科のブログでは、矯正歯科治療の疑問や症例について解説しています。

不正咬合の種類について(9)

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矯正治療をもっと知りたい vol.10

不正咬合の種類について 交叉咬合・埋伏歯

N:さて、もうひとつの「埋伏歯」についても教えて頂けますか?
K:はい。埋伏歯とは、歯が歯茎(又は骨)の中に埋まってしまっている状態のことです。
皆さんが良くご存知な「親知らず」が最も埋伏歯になりやすい歯になります。
図2
昔に比べてアゴが小さくなってきた現代人は、最後に生えてくる第3大臼歯の生えるスペースが足りなくて、多くの人が大人になって、抜かなくてはならないわけですが、矯正治療が必要になるのは親知らず以外の歯が埋伏してしまうケースですね。
図3
原因は様々ですし、わからないこともあります。たとえば永久歯がまだアゴの中にあるときに、顔や口をぶつけてしまったことによる衝撃が原因だったり、乳歯がむし歯になって早く抜けてしまった結果、隣の歯が動いて本来生える永久歯のスペースがなくなったことが原因になったりします。
N:埋伏している場合、どのような治療を行うのですか?
K:ほとんどの場合、埋伏歯が生えてくるスペースがありませんので、まず、アゴの骨を広げたり、他の歯を動かしたりして埋伏歯が出てくるスペースを作ります。そして、その歯を引っ張り出すための装置を周りの歯やアゴに装着して、外科的な処置で埋伏歯に金具を付けてその装置から牽引していきます。
図4
矯正治療のご相談は、埼玉県川口市の清村矯正歯科まで

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Written by kiyomura

1月 30th, 2010 at 7:08 pm