清村矯正歯科

清村矯正歯科のブログでは、矯正歯科治療の疑問や症例について解説しています。

不正咬合の種類について(1)

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矯正治療をもっと知りたい vol.2

株式会社Value Linkの野々村です。前回は、清村先生に“歯並びが悪くなる原因”について、お聞きしました。今回は、不正咬合(歯並びが正常で無い状態)の種類について伺ってみたいと思います。
受け口の治療は早めに治してしばらく様子を観ていく
野々村(以下N):清村先生、今回もよろしくお願い致します。
清村先生(以下先生): よろしくお願いします。
N: 歯並びやかみ合わせの治療をされている患者さんの中で最も多い症状というのは、どのような症状なのでしょうか?
先生: 反対咬合(はんたいこうごう)と叢生(そうせい)が理由で治療されている方が多いですね。この2つは誰が見てもわかる不正咬合ですので、やはり割合としても多くなるのだと思います。
N: それでは今回は反対咬合について詳しく教えてもらえませんか?
先生: はい。反対咬合とは、一般的に受け口といわれるもので、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。見た目がおかしいという問題以外に、食べ物を良く噛めない、発音に影響が出るといった事があります。
前回、不正咬合の原因について話をしましたが、受け口の場合はやはり遺伝的な原因が関与しているケースが多いようです。
N: もう少し詳しく教えて頂いても宜しいですか?
先生: はい。例えばお子さんが受け口で、ご両親、ご親戚の誰かが受け口、または下アゴが大きいタイプの場合は、その遺伝的な影響で骨格的にそのお子さんも下のアゴが大きくなりやすく、注意しなければいけないと判断します。厄介なことに下アゴは、身長が急激に伸びる思春期に腕や足の骨と同時期に大きくなりますので小さい頃は、受け口でなくても、成長するにつれて下顎が大きくなり、受け口になる人もいます。
N: それではいつごろか治療をはじめるのがいいのでしょうか?03_a
先生: 本格的な成長が始まる前の小学校3,4年生ま始でには始めたほうがいいでしょうね。以前は「前歯が永久歯に生えかわるまで様子をみる」というのが当たり前でしたが、最近のトレンドとしては乳歯の頃からマウスピースのような簡単な装置で治して、その後は永久歯が生えるまで経過を観ていく方法が主流になりつつあります。
N: どのような装置で治療をしますか?
先生: 歯が生え変わり中のお子さんの場合、骨格的な問題があまり無いようであれば、歯の裏側から付ける装置で1年以内に治ることもありますが、骨格的な問題がある場合は野球のキャッチャーマスクのような装置を夜間使用してもらって、アゴの成長を調整していきます。この場合、治療期間が2,3年かかる事もあります。
N: 大人になってからの治療はどのように行いますか?
先生: ブラケットという金具をすべての歯につけて歯を移動して治療します。受け口は治りますが、「アゴが出ている」といった骨格的な改善は出来ませんので、もし、希望する場合は外科手術が必要になることがあります。
N: なるほど。アゴの大きさなどの骨格的な問題がある人は、子供の頃から治療したほうが将来安心ということですね?
先生: そうですね。
矯正治療のご相談は、埼玉県川口市の清村矯正歯科まで

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Written by kiyomura

3月 16th, 2009 at 5:02 pm

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